2011/5/28

~教育シンポジウム~お母さん力!今、私達に出来ること!

5月28日、台風が近づく雨の降る土曜日の午後、和歌山市さんさんセンタ-紀の川において県議会議員や市議会議員をはじめ保健師さんや中学校の先生方、そして保護者の皆さんの約70名が集い、様々な立場からのご意見を聴き、学びあうことができました。

1部は基調講演に子宮頸がんのワクチンについて、産婦人科医であり漢方外来嘱託医としての観点から中山尚夫先生より熱心にご講演いただきました。
子宮頸がんは性行為によって感染するヒトパピロ-マウイルスが原因で発症するとされていること、そのウイルスにはいろんな型があること、またウイルスに感染してもほとんどが自然治癒するものであることや、自然治癒が免疫力を育てない食習慣や多数の相手と性交渉することによるウイルス感染の繰り返しが妨げになっているのではないかということを知りました。
伝統食である和食の良さと、異性を傷つけず性を大切にすることが本来の性行動の意味であることに改めて気付かされ、私達大人が子ども達に『食』と『性』についてしっかり家庭で教育できるようにと襟を正された気がしました。

2部は3名のパネリストの先生方をお迎えし、それぞれの立場からの活動を通して、青少年の現状と課題について語っていただきました。
はじめに、長年有害環境について調査し、青少年の問題に取組まれてこられた先生は、主に中学校や高校で実施されている特別授業を通して、性行動は生き方に影響し、自分をコントロ-ルする心が大切であると訴え、生徒達が書いた感想文の内容などを紹介してくださいました。
次に、青少年の育成に尽力され、薬物乱用防止に努められてこられた先生が、話題になった芸能人が逮捕された薬物の事件や携帯やパソコンで知り合った人から、あるいはインタ-ネットで薬物を購入しているといった現状と、たった一回でも乱用であり、一回くらいならという軽い気持ちが人生を狂わせてしまうことを実話を交えて話して下さいました。
最後に、県民局青少年・男女共同参画課の先生が、和歌山県全体の青少年の犯罪の現状と、県としての取り組みや警察の防犯活動の成果について話していただきました。また3月11日に東北を襲った大震災の救援活動に携わり感じたことを、写真を紹介しながら伝えていただきました。
どの先生も家庭の重要性を強く訴えられました。
親の無関心や愛情の欠如が青少年の事件を生んでいる現実を他人事だと思わず、子ども達に寂しい思いをさせず、どんな誘惑にも負けない強さを家庭の中で培っていく責任を痛感しました。